先日の記事で書いたように、バロックギアでヒルクライムしてみました。
結果から言うと、やはり
「ちょっと楽」
です(^^;
あくまでも、ちょっとですが。
猫峠は1段目と2段目にそこそこな斜度な区間があって、どちらも平均7%前後ですが、その途中に平坦区間があるので、約7.7kmで420mを登る平均5.4%程度のまぁまぁな坂です。初心者でも登れると思います。
ただし、登っても感動する景色がない&特にお店もなくご褒美もないので、個人的にはあまり好きではないですが(苦笑)、車が少なく、路面は綺麗で走りやすいので、身近なヒルクライム練習コースとしては最適です。
さて、今回のバロックギアで走ってみたデータと、昨年のデータを比べると、
タイム:44分⇒43分 わずかに縮まった程度(どのみち遅)
平均ケイデンス:61⇒68 10%以上増!
平均心拍:168⇒171 ほぼ同じ
なお、今回のヒルクライム中の平均パワーが174Wで、私のFTP計測結果と同じ(弱)なので、手は抜かずにちゃんと頑張った結果です。(昨年はパワーメーター付けてなかったのでわかりません・・)
とはいえ、登った後に昨年の自分のように座り込んでしまうこともなかったので、もしかするともう少し踏めたのかもしれませんが、その分、「ちょっと楽」になったと言えるのかなと思います。
↑猫峠の紫陽花もキレイでした。バロックギアも赤く映えてます(ぇ
バロックギアの効果として注目すべきは、やはり平均ケイデンスが上がったことです。
基本、ヒルクライムはインナーローで回すのが貧脚な私の鉄則ですが、リアスプロケは30Tのままで変わっていませんので、ケイデンスが上がった分、速度も少しあがっています。
自分のバロックギアは34T±2なので、ほんの一瞬は36Tと重くなりますが、その部分を過ぎれば軽いのでテンポよく回せるようになります。
↑猫峠の野良猫ちゃんが寄ってきました。赤いのがバロックギア
データを見ても、劇的に速くなるツールではありませんが、ペダリング矯正がてら、ヒルクライムが少し楽になると思えば、ロングライドイベントなどで坂で苦しむ初心者には持ってこいのパーツかと思います。
ちなみに、山を降りた後、平坦区間でアウターにしましたが、すっごい違和感を感じました(^^;
踏み込み終わってもまだペダルが重いというか、ほんの一瞬ではありますが、ひと漕ぎごとにパワーを無駄に使ってる気がします。そういう意味でも、同じギア比であっても、バロックギアで回すのと、真円の普通のギア使って回すのでは、ロングライドの終盤での脚の疲れが大きく変わる気がします。
なお、私のバロックギアは34±2で、リアスプロケの最小は12Tですが、ケイデンス90で32km/h巡行はできました。インナートップなのでFDのシャリシャリ音はしますが(^^; 一つ下げて13Tでも30km/h巡行はできるので、ぶっちゃけロングライドイベント程度では十分な速度が出せると思います。
(というか、正直FTP200弱の貧脚にはコンパクトクランクの50Tでも分不相応かと・・・)
なので、個人的には、レースで40km/h巡行とかする人以外は、正直46Tのアウターに、34T±2のバロックギアが最適解だと思います。自分のクランクもアウター交換するときは、↓の記事で紹介したように息子と同じ46Tにしようかと。
もしくはいっそフロントシングル化で36T±2のバロックギア&11-32Tのワイドレシオにするとかですかね(^^;12速とかで多段化されればギア比もちょうどよくなりますし、最近の流行りですよね。
いずれにしても、バロックギアにして今のところデメリットは感じない(チェーン落ちも一度もないし、変速も問題なし)ので、私みたいな貧脚な初心者にはオススメです!
P.S. サイズと適合をよく確認してから購入してください!