FUJIのクロスバイク PALETTE(パレット)のクランク交換で軽快な走りに!
半年前に購入したFUJIのPALETTE(パレット)2017のクランクをロード用のものに交換しました。
パレット乗りの方はぜひクランクを変えてみてください。効果絶大です。
パレットを購入した当時はこちら。
街乗り用なので充分快適に乗っていたのですが、先日、福岡空港まで(片道10kmくらい)を走ったときに、なんか疲れたんですよね。ギアは軽いのを選択してるのに、なんか重い。
と気になったばかりに、クランクをごっそり交換することにしました(ぇ
元々ついていたMTB用のクランクがこちら。
Shimano TY-701 48/38/28T
いかにも重そうで、しかも175mm。私には長すぎます。。
てか、街乗りで28Tとかまず使わないでしょ・・・どんな急坂を上るんだって話で。
取り替えるクランクのは、ルーベちゃんにつけていた、ロード用のFC-R565です。
R565は、105とTIAGRAの中間くらいな位置づけのクランクらしいですが、正直大したことないクランクです(^^;可能なら、中古でもいいので、105以上の中空クランクをおすすめします。さらに軽量で、剛性も高いです。
このR565に、↓のアウター46Tのギアを付けたものに交換します。
交換作業自体はたいしたことないのですが、いくつか専用工具がないといけないので、一回きりの作業なら、あさひとかDEPOに持って行ってやってもらうほうが楽です。
DIYでやる方向けに、少し作業の手順をまとめますので、よければ参考にしてみてください。ギアでケガをしないように気を付けてくださいね。
① 既存のクランクを取り外す
取り外す際に必要な工具はこちら。
アーレンキー https://amzn.to/2Hrnec2
BB抜きアダプター https://amzn.to/2sBEuqs
コッタレス抜き https://amzn.to/2sCXODT
どれもいろんなメーカーから出ていますが、私はAMAZONで最安のものを使っていますw それでも十分使えます。
まずはアーレンキーでボルトを外します。(左右共に)
次に、コッタレスをクランクにセットします。要は、この工具をクランクに固定したあと、中心にある部分を押し込むことで、クランクごと引き抜くという手順です。
クランクに取り付けたあと、モンキーレンチ等で回して押し込んでいきます。
サクッと取り外しできました。
左側のクランクも同様に取り外します。
② 既存のBB(カートリッジタイプ)を取り外す
さて、ここが鬼門です。
比較的安価なクロスバイクについてるBBはほとんどこういうカートリッジタイプのものかと思います。↓は取り外したあとの写真ですが、こんな風に両側がネジ切ってあって、フレームに装着されています。
だいたい、この手のBBは自体が相当重いし、クランクを回すのも抵抗があります。メンテナンス性を考えればいいんでしょうが、走り的にはいい面はありません。
ここで、BB抜きアダプターをかまして、モンキー等で回します。
私はいつも右側から外しますが、それがいいかどうかわかりません。
右側は逆ネジなので、↓の写真の位置で、レンチを下方向へ押し下げれば回りますので、右効きの私的には力をかけやすいんです。
これが長期間雨ざらしになってたりするバイクだと、固着して回せないと思います。
フレームとBBの隙間にCRC噴くなり、アダプターをボルトで固定後に足で体重かけて踏む、モンキーの端をハンマーでたたく、など工夫をすれば、いつかは回ると思います。私は全部やりましたw
ミソは、じわっとゆっくり力を入れるんじゃなく、瞬間的に最大パワーをかけることです。
※モンキーはちゃんとしたものを使いましょう。できれば30cmくらいある長いやつのほうが効果的に力をかけやすいです。私はこれを使っていますが、もう少し長い方が楽だなと思います(^^;
右側が外れれば、左側はサクッと外れると思います。
やっとこさ外れたら、お楽しみの重量測定~
外したBB 320g
外したクランクセット 1090g 重っ!
併せて1410gもありました。そりゃ重いわ・・・
一方、交換するクランクとBBは ・・・
セットで870g。
これも安物なので決して軽い方はないですが、元から比べるとこれだけでもペットボトル1本分以上軽くなります。
③ 新しいBBを付け、クランクを装着する
ロード用のクランクですので、BBも形状が変わります。
というか、こちらのほうがメンテしやすいし、安いし、軽量だし、動作も軽いのでお勧めです。
取付けに必要な工具はこちら。
ボトムブラケットツール https://amzn.to/2M7qpJl
シマノ純正のものでもいいですが、反対側にクランクに取り付けるプラスチックのキャップを回す工具もついているので、こちらのほうがお得です。
右側のアダプターは、BBを買うと付属するので、わざわざ買う必要はありませんし、使いまわしもできます。
使い方はこれ以外の方法がないのですぐにわかると思います。
BBのネジ切り部分に固着防止のグリスを塗って、ツールで締めこむだけです。
上述したとおり、右側は逆ネジなので、写真の位置で下方向に押し下げると締まります。
で、完成~
あとは、クランクの軸に軽くグリスを塗って、差し込んで固定すれば完成です。
④ フロントディレーラーを調整する
フロントのギアが、MTB用の3枚⇒ロード用の2枚になったことで、従来のままでは変速に支障がでます。特に3枚用のフロントディレーラーは可動域が広いので、2枚で使うには、インナーかアウターのどちらかの位置を使わないように設定するしかありません。
てことで、私は、インナーとミドルを使って、アウターの段数は使わないことにしました。この状態でアウターにすると、ギアの外側にチェーンが落ちてクランクに傷が入りますが、もしインナー側を使わないことにしてインナーに落とした場合、フレームに傷が入ってしまい取り返しがつかないことになるので、アウター側を使わないほうがいいと思います。
調整方法は・・・言葉にすると面倒なので頑張ってください(適当
シフトレバーがインナーの位置で、インナー×ローでチェーンが擦れないぎりぎりまでケーブルの貼りや調整ボルトで調整する。
↓
シフトレバーがミドルの位置で、アウター×トップでチェーンが擦れないぎりぎりまでケーブルの貼りや調整ボルトで調整する。
↓
シフトレバーをアウターにしないよう心掛ける(一番大事
作業後、軽く近所を試走してみましたが、
軽いっ!
もうこの一言につきます。ひと漕ぎがすごく楽になりました。
また、MTB用のクランクからロード用に変えたために、Qファクターが狭くなるので、クランクを回しやすくなります。(※人によります。O脚の方は窮屈に感じるかも)
パレットは街乗りクロスバイクとしてはなかなか快適ですが、さらにワンランク上の快適さを目指して、ロード用のクランクに変更&アウターギアを46T化にしてみてください。すごく楽に乗れるようになると思います♪