パワーメーター=ストイックな競技志向の人向けと思っていましたが、実際に4iiiiのパワーメーターを導入してみて、私のような貧脚週末ロード乗りにも十分な価値があるものだと思いましたので、記事にまとめます。
購入したのは2019年の3月末。業務の忙しさと翌月に入るであろう残業代を計算してるうちにポチっとしていました(病
購入したのは海外通販のProBikeKitです。
FC-6800のクランクにインストールされているやつです。
タイムセールで3万だったのでつい。。。(言い訳
この購入が初めてのPBK利用でしたが、スムーズに購入できました。ロード乗りでは有名?なwiggleと変わらないくらい普通のネット通販でした。普通にVISAカードでさくっとお支払い完了で、2週間ほどして到着。
なお、関税を1500円ほど取られました。。。
装着は、左クランクを交換するだけの簡単作業です。
で、使用前に、↓のアプリをスマホにDLして、Bluetoothで連携して、キャリブレーション(校正)を行います。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.fouriiii.app.gearconfig&hl=ja
※校正はライド前に毎回行ったほうがいいようです。気温とか諸条件で数値が変わるそうな。
ま、私はしてませんが(ぉ
あとは、お手持ちのサイコンで、このパワメを認識させればok。
私が使用しているサイコンは、先日紹介したレザインのSUPER GPSですが、こんな風に表示されます。
※私の環境では、サイコンとパワメの接続はant+接続のほうが安定します。
Bluetoothだと途切れてロストすることがありましたので・・・
なお、パワメの表示設定は、サイコン側で3秒間平均パワーが表示されるように設定して、自分がどの程度のパワーで回しているかをモニタしています。0秒だとあまりにも上下しすぎてよくわかりませんし、10秒だとちょっと長すぎるような気がするので。。
ちなみに、私が購入したパワメは左足のみの計測なので、単純に左足の出力を2倍にして数値化するようになっています。なので、左右での出力には個人差があると思いますが、そこは無視されています。
まぁ、利き足の右のほうが出力は大きいと思うので、表示されている数値よりも実際はパワーが出てるんだぞ!と心の中で思っておけば、別にそれでいいのかなと(適当
装着できたら、あとはサクッと試走してみます。
負荷をかけずにくるくる平地を回しているときは2桁台ですが、ちょっとアタックしてみたり、坂を登りはじめると200w前後にすっと上がると思います。アウタートップでちょっと踏んでみたら軽く700wオーバーになりました。
で、これをただリアルタイムに見て楽しむだけだとあまりパワメの意味がありませんw
私のような貧脚週末ロード乗りに必要なのは、
・ハイペースすぎないか
・体に無理な負担をかけていないか
が大事です。
そもそもの保有してるパワーが低い以上、当日に走る予定の行程から逆算して、それをどれだけ切り崩して使うかを考えなければなりません。翌日の仕事に影響があるといけませんしね(社畜乙
そこで重要なのが、まずは己の限界を知ることです。
多くの方がやっていらっしゃるように、1時間の最大平均パワー(FTP)を計測することで、それ以上のペースで走らないようにセーブができます。これがパワメ導入の一つの大きな目的ですね!
GARMINだとFTP計測メニューがあるそうですが、レザインにそんなオサレな機能はないので、手動ですw
まずはウォーミングアップ。ここはまだサイコンで記録する必要ありません。
それぞれウォーミングアップの仕方はあると思いますが、私は以下を参考に約30分ローラーを回しています。
⓪ ストレッチ
① 10分ケイデンス90キープ
② 5分レスト(ケイデンス50くらいで軽いギアをくるくる回し続ける)
③ 5分高強度(心拍MAXにもっていくくらい。ギアは軽めでケイデンス上げる)
④ 10分レスト(同上)
で、ここからが実際のFTP計測です。
⑤ 20分全力で漕ぐ
(サイコンで計測スタートボタンを押す。終わったあとに計測終了も忘れずに!)
※途中でたれないレベルの全力で漕ぐことが必要。
最初の10分で果てた私みたいなのは失敗例です(汗
ケイデンスも自分が回しやすい回転数でOKとのこと。
⑥ 10分レスト(同上)
以上が1時間のメニューです。
で、私の結果は・・・
貧脚ktkr!3回やってほぼ同じ結果でした。。
なお、キリンクリテリウム(ほぼオーバルに近いコース)で約30分弱実際に走ったときの結果がこちら。
おお、ほぼ同じじゃん!
ということで、FTPの測定自体は間違っていないと思います。
とりあえず、これで20分の計測が出来ましたので、FTPにするには95%をかけると、
私のFTP「165W」
です(低っ
まぁ、計測後にバイクから降りれなくなるほど出し切ったかと言われるとちょっとそうでもないですし(ぇ、キリンクリテのときもどちらかというと前半流し気味で走ってたので、もしかすると95%かけないくらいでちょうどいいかもしれませんが、見栄張っても仕方ないので(^^;
というか、特にストイックに運動やってるわけでもない一般人はこんなもんでしょう。。
だ・か・ら・こ・そ!
パワメで負担をかけすぎていないか、確認をしながらライドすることが必要なのです。
特にロングライドイベントで、序盤に峠越えがあったりすると、つい周りのペースに合わせて、気分アゲアゲの状態で登ると、後半に足が終わりますよね(--;
FTPを超えて踏み続けると1時間持たないわけなので、それ以下の出力になるように意識した脚の使い方、ギアの選び方など、常に自分の出力をマネジメントするためのツールとして、パワーメーターは貧脚な人にもオススメです。
実際に、私の失敗談ですが、先日のツールド国東2019では、
↑こんな事態になりましたが、その原因が序盤のオレンジロード区間で飛ばしすぎ&5月にしては異例の暑さで脱水になったことで両足が攣ったことです。
振り返ってみると、最初の大きな登りを200w前後で20分近く踏んでいましたので、そりゃねと(^^;FTP160台のくせになにを絞り出してんだって話で。。もう少し150w前後に抑えて、時間をかけても軽いギアで走ったほうが後々で苦しまずに済んだなぁと反省しました。
というわけで、初心者こそ、パワーメーターを導入すべきだと思います。マネジメントの指標としてだけでなく、自分のパワーが数値化されることで更なるモチベーションアップにもつながりますし、Zwiftなどでローラー練習するときにも活用できます。
色んなメーカーから販売されていてピンキリですが、パイオニアのような高額なパワーメーターは初心者には不要だと思うので、まず1台目としてコスパがよい4iiiiの商品は非常にオススメです♪
なお、私が購入したPBKは海外通販ということで、手を出しづらい方もいらっしゃると思いますが、Wiggleと大して変わらない感じで、普通にAmazonの海外版みたいな感覚でポチっとして大丈夫です。サポートはちょっとカタコトな日本語の方ですが、ちゃんと対応してもらえますので安心です。
ちなみに、この購入したパワメの電池の蓋に不良(↑の写真のように溝の1つが潰れてて固定力が弱い)があったのですが、普通に日本語で問い合わせして何度かやり取りした後、メーカー取り寄せということで1~2か月ほどで代替品の蓋が送られてきました(2個もw)
PBKはちょこちょこセールをやっていて、割引のコードを使えば3万を切るくらいに安くなるときもありますので、たまにサイトをご覧ください。
もし、初購入の方は、↓のリンクの私の紹介から購入してもらえると初回10%引きになりますので、よければどうぞ~