普段使いのホイールをEASTON EA90SL(ECHOハブ)へ変更しました。
ヤフオクで、リアハブに多少ゴリ感があるというだけで、あとは美品(しかもコンチのタイヤ付き)で2.5万だったのでポチ―ですw
↓の展開図を見る限り、ベアリングのどれかがいかれてるだけなので、ベアリング交換orグリスアップすれば、高くても1万円もかからないで治るだろうという見込みで(^^;
で、届いて回してみると、確かにリアのベアリングにゴリゴリ感が・・・でもクイックでフレームに締めこんであげるとさほどゴリ感が少なく、スムーズに回るという状況。
↓の公式にもちゃんとクイックで締めるように促しており、圧をかけてあげればゴリがあってもいいのかな・・・?とも思い、そのままの状態で実際に試走してみましたが、あまり気にならないくらいのスムーズさでした。
http://www.eastwood.co.jp/lineup/easton/techinfo.html
が、やはりなんだか落ち着かないので、とりあえずどのベアリングが死んでるのかを特定しようということで、ハブを分解してみました。
こちらのブログを参考にしています。
↑のブログの通り、このECHOハブは工具不要でスポンと手で抜けるので、メンテは超楽です。
フリーにくっついてるデカいベアリング(↑の分解図のK)とフリー内部のベアリング(↑の分解図のC)を確かめるとスムーズすぎるくらいスムーズ。もしこれらがダメだったらフリーごと新調しようかと思っていました(^^;
となると、ハブの中に圧入されているどちらかのベアリング(↑の分解図のCかF)が死んでることになります。そのためには、ハブ軸を抜かないと確かめようがないという・・・
プラハンで叩き出すという情報があったので、叩いてみようかと思いましたが、さすがにシロウトが手を出すのは気が引けるので、素直にEASTON取り扱いのショップへ問い合わせして持ち込みしました(^^;
お願いしたのはこちら。
Cycle Store BREAK.
こちらのお店で購入したわけでもないのに、一見さんの私にも丁寧に対応していただきました。電話で症状を伝えただけで、来店時にはある程度調べてもらって、EASTONの方にも問い合わせてもらっていた様子で、スムーズにチェックしてもらえました。
必要最低限な改善提案をしてくれ、工賃も他所みたいに高くなく(というかむしろ安すぎて申し訳なくなるレベル)、本当に良心的なお店です。
ネコちゃんも人懐っこくてかわいくて癒されました(無関係
で、店長さんに見てもらうと、「やはりどっちかのベアリング死んでるねぇ」とのこと。
ECHOハブの独特な構造に戸惑われながら(苦笑)内部をチェックしてもらいましたが、シールドベアリングは再利用しない前提でやはり叩きだすしかなかろうということで、プラハンでがつんとやってもらうと、あっさりとハブ内部に圧入されていたベアリングが外れました。
なお、叩きだす方向は、
フリー側の軸を叩いて、反フリー側のベアリングを押し出す向きです。
↑の分解図でいう、左側にあるCのベアリングを押し出しました。
すばらしいことに、押し出したCのベアリングが見事に死んでおり、Fのベアリングはスムーズでした♪
もしフリー側に圧入されているFのベアリングだったら、圧入が深いので叩き出すのが大変だったことでしょう。。。別途、↓みたいなベアリングプーラーとか工具がいるかもしれませんね。
というわけで、ショップ経由で代理店へCのベアリングを注文していただき、1週間ほどホイールをショップにお預けして、届いたベアリングを圧入してもらって完成~
(なお、Cのベアリングは約2000円弱、工賃も本当にわずかでした。サイクルストアブレイク様に感謝!)
回してみたところ・・・
めっちゃ回るやんけ!!
感動するほどにするする回ります。
ちなみに、ショップからもらった、ゴリゴリだったCのベアリングを分解~
シールを外してベアリングの様子を見てみます。
うん、かなりグリス切れです(^^;
ただ、このベアリングだけこんなになるっておかしいので、前オーナーがパーツクリーナーとかを噴いたのかもですね。。。
で、洗浄して手持ちのセラミックグリスを塗って元に戻したところ、新品とまではいきませんが、そこそこ抵抗なくするする回るベアリングになったので、予備として保管しておきます。
(※叩き出していますし、基本的にシールドベアリングは再利用不可のようですが、万一の予備ということで)
なお、試走する前に、ラチェットのグリスが切れかけていたので、手持ちのデュラグリを塗っていたのですが、ショップの店長さんからはデュラグリは重すぎるので、こちらがオススメとのこと。
生産が終わってしまったカンパグリスくらいの柔らかめで、手軽に手に入ります。
MORGAN BLUE(モーガンブルー) コンペティションカンパグリス 200ml
こういうのもアドバイスしていただき、本当に感謝です。
てか、どのみち純正ベアリングを注文するときはショップ経由になるので、EASTONホイールのメンテはショップにお願いするほうが無難かと思います(^^;
で、実際にこのEA90SLで計300kmほどライドしてみた感じですが、今まで履いていたEASTONのEA90AEROに比べ、
・平地はするする走るし速度維持もしやすい(よく回ります)
・平地でトルクをかけたときの反応がよい(AEROの方と変わらないくらい固めです)
・登板はどちらも得意ではないw(自分の持ってる中ではデュラC24が最高)
・坂でダンシングしたときはSLのほうが前にすっと進む感じがする(これは不思議なんですが剛性高いのかな?)
正直、特徴がこれといってあるわけでなく、速度維持とちょっとした登板の時に踏んであげると心地よい反応をしてくれますし、全体的にホイールの性能が高い気がします。激坂だとたぶん重さと固さで疲れてしまうかもです・・・
ECHOハブの音がかなり静かなのもあって、走ってる感はいまいちないです(^^;そこが残念かもしれません。。もう少し音がしてもいいのになぁ。。
なお気になる重量は、ホイール単体としては1500gちょいでまぁまぁな部類だと思います。リムテープも不要ですし。ただ、クイックが結構重いのです(^^;クイックで面圧をかけて締めてるので、構造的に重くなるのは仕方ないのかもですけどね。。
普段使い用にはもったいないくらいですが、剛性高くてそこまで軽量すぎないので練習用に持ってこいです。履きつぶすくらい乗りたいと思います♪
以降はおまけ。
今まで普段使いにしていた↓のEASTONのEA90AEROは、以降息子用になります(^^;先日の海の中道クリテリウムで貸してあげたら、なんかぐいぐい進む気がすると気に入っていましたので。。。そりゃRS80に比べたらねと。
なお、↑のAEROは1550gとわずかにSLより重く、同様に坂は苦手かもですが、反応がよい&巡行しやすく、頑丈なので普段使いにもよいので気に入ってます。しまなみ海道の亀老山もこれで登れましたので、そこまで坂がダメというわけではありません。
逆に、柔らかくて脚を温存できるデュラのC24(7850)は、坂の多いロングライドイベント用にします。こちらは1450gなのでだいぶ軽いですね。お気に入りホイールなので、10速ユーザーの私は手放せませんw