キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
いつも自転車の話題ばかりですが、HNの通り、大のベビメタ好きです、
初めて聴いたメギツネのときはそうでもなかったのですが、その後にライブ動画で悪魔の輪舞や4の歌、紅月、イジメダメあたりで完全に落ちましたw
そのベビメタの待ちに待った3rdアルバムが発売の3日前(10/8)に届いたので全曲レビューdeath!amazon感謝!!
【ディスク:1】
こちらのディスクは、ポップよりなベビメタが楽しめる1枚です。
従前から、ストレートなメタル系な楽曲と、ポップ/アイドルロックよりな楽曲と合ったと思いますが、その後者がまとまった感じですね。
純粋なメタラーはディスク1は受け付けない人が多いかもですが、聴き込んでいくとヤミツキになるのはディスク1の方かもしれませんよ?
# 1. FUTURE METAL
イントロに最適。
”This ain't Heavy Metal.
Welcome to the world of Babymetal."
というセリフ通り、ベビーメタルらしく、すこし未来的で浮遊感のある曲調。これで気分が盛り上がります。
# 2. DA DA DANCE (feat.Tak Matsumoto)
#1で気分が盛り上がった直後に流れるユーロビート感のある、アップテンポな曲。これは楽しい!
純粋なメタラーはたぶんこういう曲調嫌いだと思うけど、90年代のJPOP好きなら絶対にハマるはず。MOAちゃんのラップ部分が、まさにtrfのDJ.KOOの口調ですw 「オーバーナイトでセンセーション」でお茶噴いたわww
後ろで鳴ってるギターも難しそうだし、ソロはTAKらしいレガードが聴けてギターキッズも唸るんじゃないかな。
#3. Elevator Girl
すでにライブで何度も披露されてるし、音源も公式にUPされてるので目新しさはないはずですが、よくよく聴くと、バックは完全にゴリゴリのロックです。
曲調はかわいいですが、味付けはハード。
これぞまさにベビメタしか出せない世界観かと。
#4. Shanti Shanti Shanti
これも既にアメリカツアーで披露されてます。まさにインドダンスメタル。
間奏で3拍子になるあたりフックが効いてて〇
個人的にはこの曲はMOAちゃんのソロでもよかったのかなと。
#5. Oh! MAJINAI (feat.Joakim Broden)
アルバムを通して、一番力が抜ける曲。メタ太郎的な何かですw
コルピクラーニみたいなフォークメタル。
嫌いではないけれど、たしかにかっこよくはないw
ライブで2人が笑顔で踊りながら歌ってくれるのを観れたらいいな。
にしても、ヨアキムの声を誰が歌うのだろう・・・w
#6. Brand New Day (feat.Tim Henson and Scott LePage)
個人的にアタリ曲。
イントロや間奏など、休符の入れ方はまんまポリフィアですw
歌メロは一番JPOPっぽいかな。ちょっとだけライトなロックです。
こういうのを取り入れて、かつベビメタらしい曲に仕上げるコンポーザーの力に感動します。なにより、SUちゃんの声の幅!よく歌いこなせるなぁと。
優しくて力強くて、優雅な声が楽しめます。
#7. ↑↓←→BBAB
これは事務所のパイセンのPerfumeオマージュかな。
これもJPOPですね。東京事変っぽさも感じるのは私だけでしょうか。
海外版にこれをいれなかったのはなんとなくわかるような。。。メタルじゃない!って拒否反応が出る可能性もあるよね。
でも海外のメイトも、一緒に「うえ!した!ひだり!みぎ!」って叫びたいと思いますよ?w
#8. Night Night Burn!
他に比べると目立たないですが、個人的には良曲だと思います。
PAPAYAが昼間のお祭りなのに対して、こっちは夕暮れ~夜にかけてのパーティーメタル的な曲です。ちょっとだけ80年代の歌謡曲だったり、AORな雰囲気もあり、オッサン世代受けするかとw
1番のサビが終わって、2番のAメロに入るあたりのアップテンポなフックを効かせたアレンジが素晴らしいかと。
この曲のあと、メタルよりなディスク2に入りますが、その前夜祭的な曲です。
【ディスク:2】
ディスク1に比べて、こっちはストレートなメタルよりの楽曲で構成されています。
純粋なメタラーはこっちしか聴かない可能性もありますね。。。たしかに後半の流れは神だと思いますが、かわいいポップとメタルの両方がベビメタの良さであり、ベビメタでしか表現できない曲ですので、両方楽しんでほしいなと思います。
#1. IN THE NAME OF
ディスク1の#8ナイナイバーンで一夜明かしたあと、メタルに目覚めるようなインストです。この曲をここに持ってくるあたり、編曲はよくわかってらっしゃる!
ダークサイドのライブをやってた2018年は微妙なイントロかなと思いましたが、このアルバムでの位置づけは完璧です!
#2. Distortion (feat.Alissa White-Gluz)
この曲もすでにライブで何度も披露されてるし、音源も公式にUPされてますが、全然違うのが、グロウルの部分が極悪になってますwwさすがアリッサといいますか・・・(^^;
心なしか、以前の音源よりも演奏がタイトになった気がします。
ディスク2のオープニングチューンとして最高ですね!
これも多くの方がすでに聴いてる曲ですが、ライブで楽しいノリノリな祭メタルですねw SUちゃんの巻き舌かっこいい!
個人的には、間奏がラップだけじゃなく、ライブの時のようにギターのフレーズも入れてほしかった・・・ちょっと物足りない。。
#4. BxMxC
これは隠れた迷曲w
なぜ海外版にいれなかったのかw
「的なメタルサイファー」というフレーズと、三三七拍子が頭から離れませんww
間奏のあとの歌がすっぴんになるとこは鳥肌モンです。
その後のめっちゃ速いツーバスもかっこいいw
こういうフックのある曲を残すあたり、素晴らしいなぁと。
#5. Kagerou
ここから最後までの流れが間違いなくこのアルバムのハイライトです。
というか、過去のメタルアルバムでこんなに鮮烈なインパクトのあるハイライトはなかったかと。
この曲は、KARATE的なアメリカンロックなノリで、首を横に振りたくなります。
2018年のダークサイドのライブのときはSUちゃんのソロでしたが、これは3人で踊るとカッコいいですね。
個人的には最近のベビメタで一番の楽曲です。シンコペーションと変わらないくらい好き。
#6. Starlight
ここからは怒涛の流れです。ヘビーなDjentな楽曲に、SUちゃんの突き抜ける声が鮮明です。これぞベビメタ!
7弦?8弦?ギターが欲しくなります。
この曲はYUIちゃんが脱退発表後に出たので、やはり歌詞的にも
>Wherever we are, we'll be with you
>We'll never forget shining starlight
>Wherever you are, you live in my heart
>We'll never forget shooting star
とあるように、YUIちゃんのことを想う曲ですよね。
また、亡くなった小神様(藤岡幹大)も入っていると思われます。
#7. Shine
涙モノな楽曲。
Starlightでもその光を忘れないと歌った直後にこの曲です。
決してバラードではない、TheONEとも違う、前に進む力強さを感じるミドルテンポなエモい曲です。
>Shining in my heart
やはり歌詞的にも、亡くなった小神様(藤岡幹大)を想う曲かと。星好きだったですしね・・・
間奏の駆け上がるフレーズはまさに小神様が弾きそうなギターソロですし、その後のSUちゃんの突き抜ける高音で涙がとまりません。
このアルバムのハイライトの1曲かと。
ライブでは、イントロでギターを弾き、SUちゃんと2人でコンテンポラリーダンスのようにしなやかに舞うMOAちゃんをまた見たいです。
#8. Arkadia
このアルバムのハイライトのもう1曲。
こういうROR的なハイテンポなメロスピを最後の最後にもってくるあたり、何か狙いがあるとしか思えません。だいたいスピードチューンは1曲目なんですけどね。
この曲の歌詞は明らかに、辞退したYUIちゃんに宛てたメッセージですよね。
>Glorious You just be ambitious
だからこそ最後に持ってきたのではないでしょうか。Starlightでは忘れないと歌ったあとに、これはYUIちゃんへの応援歌に聞こえます。と同時に、これからも2人で突き進む強いメッセージに聞こえます。
楽曲的にもギターは激ムズw これをツインギターで分離よく聴かせられる腕のあるギタリスト2人なんてそうそう存在しないんじゃないかしら・・・
2019のアメリカツアーではRORがライブ最後の曲でしたが、今後はこの曲が最後になるのでは?
【総評】
もうね、神アルバムですよ神!
楽曲のバリエーションや完成度を考えると、実際には倍以上の候補曲があったはずです。それを厳選に厳選を重ねて仕上げた渾身の1枚かと。アレンジにしても、すごく凝ってますしね。
何より、SUちゃんの歌の幅がかなり広がって、正直圧倒されました。
これだとたしかにMOAちゃんが入る隙間がないのかもですが・・・ソロ曲がないのが唯一残念かな。。
また、最終的なマスタリングが素晴らしくて、こんなに歌声と各楽器のバランスが明確で立体感のある仕上がりは本当に珍しい。相当力をいれて製作したのがわかります。
アイドルだとかメタルだとか、変に色眼鏡かけずに、本当にぜひこの素晴らしいアルバムを聴いてほしいdeath!