先日組んだクロスバイクですが、
フロントフォークはロード用を流用しましたのでフロント側のブレーキはキャリパーブレーキが取り付け可能です。
ですが、リアについてはVブレーキ仕様なフレームですので、このままではキャリパーブレーキが取り付けられません。
取り付けているCLARISのシフターは優秀で、引き代調整が可能なためVブレーキにしても引けるのですが、見た目的にリアだけVブレーキってのがイマイチなのと、やっぱりカッチリ感はキャリパーブレーキのほうが心地よいですよね。
そこで、こんなDIYをやってみましたので参考にしてみてください。
例によって、また格安な材料費ですw
完成図はこちら。
クロスバイクならたぶん空いてるであろうダボ穴を利用してキャリパーブレーキを固定します。
完成図を見てピンと来た方は以下の長たらしい記述は見なくてもよいです(^^;
ホームセンターへいってらっしゃいませ~
さて、以下の材料をそろえます。
最終的にはバイクによってワッシャーやスペーサーで現車あわせでサイズを微調整する必要があると思いますが、ほぼこの材料でいけるはずです。
①~③は自転車乗りならパーツBOXに余ってるやつを使うとしてw、④~⑧だけ新たに購入した場合、たぶん5~600円で可能な格安DIYです。
①キャリパーブレーキ ロングアーチ(※) フロント用(ネジ部分の長さが必要なため)
②キャリパーブレーキ用のピボットナット(付属のやつで大丈夫です)
③クイックリリース用のレバー側に付いてる、片面が湾曲しているスペーサー(以下、クイック用スペーサー)
④アルミ(ステンレス)のステー(10cmくらいの長さで、M6の穴が1.2~1.5mm程度間隔で空いているもの) 写真はすでに曲げてしまっていますが真っ直ぐなやつです。
⑤M6の35~40mmボルト(頭がなるべく小さいやつ)
⑥ワッシャー何枚か
⑦アルミ(ステンレス)の中空スペーサー M6(15~20mmのもの)
⑧緩み防止ナット
※キャリパーブレーキのアーチ長についてですが、これもバイクとアルミステーによってショートリーチが使えるのか、ロングアーチしかダメなのか分かれると思います。うちのはロングアーチでした。
これからキャリパーブレーキを買う人は、まず土台部分だけを組んでみて、長さを確認してから適合する方を注文しましょう。
以下、作業手順です。
1)まずは、台座となるアルミ(ステンレス)のステーを上記写真のように曲げます。
もちろん、バイクに合わせて曲げてくださいね。重要なのは、穴の位置を合わせること、です。この後、ナットで両端から挟み込むように固定するので、穴の位置が一直線になるように曲げます。
2)仮組みをして、ワッシャーの必要枚数、中空スペーサーの長さを確認します。
中空スペーサーは少々ながくても、最後にピボットナットを捻じ込んだ際に無理やり広がるので、あまり気にしなくてもいいです(適当
3)キャリパーブレーキを留めるステーの穴を、ピボットナットが入るように、金属やすりで削って拡張します(ほんの1mmもないくらい)
写真では真ん中の穴を拡張しています。
4)まずは台座から先に取り付けます。
表側からの順序として
ボルト→ワッシャー→ステー→クイック用スペーサー(湾曲してる面をフレーム側に)→ダボ穴→ステー→緩み防止ナット
です。
しっかり固定しましょう。
5)土台の固定ボルトの一つ下側の穴に、キャリパーブレーキを固定します。
順序としては、
キャリパーブレーキ→ワッシャー→ステー→中空スペーサー→ステー→ピボットナットです。
ワッシャーをはさむのは、4)の土台取り付け時のボルトの頭部分が、キャリパーブレーキ本体と接触しないようにワッシャーで高さを確保しています。
最後にピボットナットをかっちり固定できるまで捻じ込めば完成です。
使ってみた感想としては、特に違和感ありません。ぐらぐらもしませんし、かっちりブレーキが利きます。
ただ、土台のステー部分とかは金属むき出しなので、風雨でいずれ錆びるかもしれません。錆び止めのスプレー等で処理しておくといいかもですね。
私はやる必要ありませんでしたが、フロント側もこれを応用してやれば、キャリパーブレーキが付くかもしれません。クロスバイクのSTI化などを考えている方の参考になればと思います。
※ 自己責任で取り付けてください。何か不具合があって事故等になっても当方では責任とれません。